行政書士向け|在留管理システム選定ガイド

在留管理システム比較2026:
行政書士事務所が選ぶべきクラウドの条件

「誰のために作られたか」で選択肢を絞る——3タイプ比較と7つのチェックポイント

📌 この記事のポイント

「在留管理システムを調べると、企業向けや技能実習・特定技能の監理団体向けばかりで、うちの事務所に合うものが見つからない……」

行政書士として国際業務に携わる先生方から、こうした声をよく聞きます。確かに市場に出回っている在留管理システムの多くは、企業が自社の外国人スタッフを管理することや、監理団体が傘下の事業者を一元管理することを前提に設計されています。行政書士事務所の「複数の顧問先を束ねてサポートする」というビジネス構造とは、根本的に噛み合わない部分が多いのです。

本記事では、在留管理システムを3つのタイプに分けて整理したうえで、行政書士事務所が導入前に確認すべき7つのチェックポイントと料金比較の注意点を解説します。自事務所に本当に合うシステムを選ぶための判断軸として、ぜひご活用ください。

在留管理システムは「誰のために作られたか」で3タイプに分かれる

在留管理システムを選ぶ際にまず確認したいのが、「そのシステムは誰のために設計されているか」という点です。同じ「在留管理」という名前でも、想定ユーザーによって機能・課金モデル・管理の単位が大きく異なります。

タイプ 想定ユーザー 課金対象 得意なこと
企業向け型 一般企業・製造業・サービス業の人事・総務担当 企業(ユーザー企業が直接契約) 自社の外国人スタッフの在留期限・ビザ種別を一元管理。社内申請フローとの連携。
監理団体向け型 技能実習の監理団体・特定技能1号の登録支援機関 監理団体(傘下の実習先企業分を管理) 技能実習計画・1号特定技能外国人支援計画の管理。受入れ企業への書類配布・報告機能。
行政書士特化型 行政書士事務所(複数の顧問先企業を持つ) 行政書士(顧問先企業へは無料配布) 複数顧問先の横断管理。更新依頼が事務所へ自動で届く送客導線。事務所単位のマルチテナント管理。

企業向け型の在留管理システムでは、次のような機能が提供されていることがあります(対応範囲はサービスにより異なります)。

出典・公的情報

このうち在留カードの真偽確認については、出入国在留管理庁が「在留カード等読取アプリケーション」を無料で配布しており、あわせて「在留カード等番号失効情報照会」も無料で利用できます(出典:出入国在留管理庁「在留カード等読取アプリケーション/失効情報照会 サポートページ」・2026年9月時点)。

企業向け型・監理団体向け型は、企業内または監理団体内の業務を主な対象とした機能構成です。行政書士事務所が複数の顧問先企業を管理し、更新依頼を受け取るという業務フローについては、サービスごとに対応範囲が異なります。導入前に、自事務所の業務フローに必要な機能が提供されているかを確認することが重要です。

行政書士事務所が在留管理システムを選ぶ7つのチェックポイント

タイプの違いを踏まえたうえで、実際に導入を検討する際は以下の7点を必ず確認してください。これらは行政書士事務所の業務・収益モデルに直結する選定基準です。

チェックポイント なぜ重要か
① 課金モデルが事務所に合うか 「行政書士が契約・課金し、顧問先企業は無料で使える」構造かどうか。企業が直接支払うモデルでは、顧問先への導入提案が難しくなる。
② 顧問先への配布が無料か 顧問先企業にコスト負担をかけると導入ハードルが上がる。無料配布できる設計であれば、顧問先へのツール展開がスムーズになる。
③ 更新案件が自動で戻る導線(送客)があるか 在留期限が近づくと顧問先担当者に通知が届き、画面から事務所へ依頼が送れる仕組みがあるか。「事務所から追いかける」ではなく「依頼が自然に来る」設計かどうか。
④ 事務所単位でデータ分離されているか マルチテナント構成で、他事務所のデータと混在しない設計かどうか。行政書士の守秘義務に対応したデータ管理が前提となる。
⑤ 顧問先数で料金が膨らまないか 顧問先の増加に比例して月額が上がる「社数課金型」では、事業拡大とともにコストが増大する。社数課金ではない定額制(顧問先数はプランごとの登録上限)のモデルが事務所経営には適している。
⑥ 既存Excelから移行できるか 長年積み上げてきたデータを新システムへ移行できるか。移行コスト(時間・費用)が導入障壁になりやすいため、代行サービスの有無を確認。
⑦ 守秘義務に対応したセキュリティか 外国人スタッフの個人情報を扱うため、通信暗号化・事務所単位のデータ分離・AIへの学習利用禁止がサービス規約に明記されているかどうか。

この7点への対応状況はサービスによって異なります。特に③の送客導線と⑤の定額モデルは、行政書士事務所の業務効率と収益安定に直結するため、優先して確認することをおすすめします。

企業向けシステムを行政書士が使うと起きるミスマッチ

企業向けシステムは企業内の業務効率化のために設計されています。しかし行政書士事務所がそのまま転用すると、構造上のミスマッチが発生しやすい点を理解しておく必要があります。

①
課金構造のミスマッチ——顧問先ごとに契約が分かれてしまう

企業向けシステムの典型的な課金モデルは「利用企業が直接契約・支払い」です。行政書士が「複数の顧問先企業を代わりに管理したい」という要望を持ちこんでも、システム設計上、顧問先ごとに別契約が発生するケースがあります。

行政書士にとっては「1つの月額で全顧問先をまとめて管理したい」が当然のニーズ。しかし企業向け設計では、それが想定外のユースケースになることがある。
②
送客導線の有無——在留期限が来ても依頼が自動で来ないことがある

企業向けシステムの中には、通知先が自社の担当者として設計されているものもあります。「在留期限が近づいたら外部の行政書士へワンクリックで依頼を送る」という導線を備えているかどうかはサービスごとに異なりますので、検討中のサービスについて個別にご確認ください。導線がない場合、システムを導入しても更新のタイミングで行政書士が顧問先を追いかける運用は変わらないままになりがちです。

「在留期限の可視化」はできても、「依頼が自然に届く仕組み」にはなっていない——これが行政書士にとって最大の機能ギャップ。
③
データ管理単位のミスマッチ——事務所横断の一元管理に対応していないことがある

企業向けシステムの中には、データの管理単位を「1社」として設計されているものもあります。行政書士事務所のように「10社・20社の顧問先を1つのダッシュボードで横断的に確認したい」というニーズには対応していないことがあります。顧問先ごとに別々のログインが必要になると、管理工数が逆に増加してしまいます。

事務所全体の顧問先を俯瞰できる「行政書士目線のダッシュボード」を備えているかどうかは、サービスごとに異なります。導入前に個別にご確認ください。
⚠ 企業向けシステム転用のリスクまとめ

転用を検討する場合は、次の点を個別にご確認ください。対応状況はサービスごとに異なります。

行政書士特化型「ビザ顧問」が満たす条件

上記7つのチェックポイントすべてに対応するために設計されたのが、在留管理クラウド「ビザ顧問」です。前述の3タイプ比較でいう「行政書士特化型」に位置し、企業向けや監理団体向けシステムとは根本的に異なる設計思想を持っています。

セキュリティ設計

行政書士の守秘義務基準に対応した安全設計を採用しています。

ビザ顧問の画面を1分で確認してみませんか?

複数顧問先の横断管理ダッシュボード・在留手続き依頼ボタンの動きを無料でご確認いただけます。
スタンダード¥9,800/月(税別)・システム導入費0円・30日間無料お試し(自動課金なし)でご利用いただけます。

デモ画面を見る(無料・登録不要)

※登録・クレジットカード情報は不要です

料金で比較するときの3つの注意点

在留管理システムの料金を比較する際、月額の数字だけを見ると判断を誤ることがあります。以下の3点を必ず確認してください。

①
初期費用の有無

月額が安価でも、導入時に高額な初期費用が発生するシステムがあります。ビザ顧問は初期費用0円で、有料プラン契約後のデータ移行(システムへの取り込みまでの設定作業)の代行も、ご契約プランの登録上限まで無料です(お試し期間中は対象外・在留申請の書類作成等は含みません)。トータルコストで比較することが重要です。

②
社数課金か定額制か

「月額○○円×顧問先企業数」という社数課金型の場合、顧問先が増えると月額が比例して上がります。行政書士事務所は顧問先を増やすほど月額が膨らむ構造が経営上の負担になる可能性があります。社数課金ではない定額制のモデルであれば、顧問先1社ごとに料金が積み上がりません(顧問先数はプランごとの登録上限)。

③
無料試用期間の有無

実際の業務に使えるかどうかは、試用して初めて分かります。ビザ顧問は30日間 無料でお試し(お試し後の自動課金なし)で、クレジットカード登録も不要です。使い勝手を確かめてから、継続するかどうかをご自身で判断できます。

ビザ顧問 料金一覧

プラン 月額 初期費用 主な特徴
スタンダード ¥9,800/月(税別・税込¥10,780) 0円 30日間無料お試し(自動課金なし)・顧問先5社が目安・解約自由
プロ ¥19,800/月(税別・税込¥21,780) 0円 顧問先10社が目安・複数スタッフ管理・権限管理ほか

大規模事務所向けの法人プラン(¥50,000〜/月・税別/税込¥55,000〜)もございます。表示価格はすべて税別です。解約自由・違約金なし。Excelデータの移行(システムへの取り込みまでの設定作業)は、有料プラン契約後であればご契約プランの登録上限まで無料で代行します(30日間の無料お試し期間中は対象外です。在留申請の書類作成等、行政書士業務は含みません)。無料お試し期間の終了後に自動で課金されることはなく、継続は有料プランを手動でお申し込みの場合のみです。

事務所タイプ別の選び方と導入前チェックリスト

ここまでの3タイプ比較・7つのチェックポイント・料金の注意点を踏まえ、「自事務所ならどう選べばよいか」を整理します。導入を最終判断する前の確認や、事務所内での稟議・比較検討にお使いください。

事務所の状況別・選び方の目安

事務所の状況 特に重視したいチェックポイント プランの目安
先生お一人で国際業務を始めたばかり ①課金モデルが事務所に合うか・②顧問先への無料配布・⑥Excelから移行できるか スタンダード(顧問先5社が目安)から始め、必要に応じて上位プランへ
顧問先が増え、更新の取りこぼしが気になり始めた ③更新案件が自動で戻る送客導線・⑤顧問先数で料金が膨らまない定額制 顧問先数の目安に合わせてスタンダード/プロを選択
複数スタッフで分担し、属人化を避けたい ④事務所単位のデータ分離・⑦守秘義務に対応したセキュリティ 複数スタッフ管理に対応するプロが目安

いずれのプランも初期費用0円・30日間無料お試し(自動課金なし)で、使い勝手を確かめてからご判断いただけます。上記はあくまで一般的な目安であり、最適なプランは顧問先数や運用体制によって異なります。

導入前チェックリスト(他社比較・稟議にそのまま使えます)

複数のシステムを比較検討する際は、月額の数字だけでなく、次の項目を横並びで確認すると判断を誤りにくくなります。前述の7つのチェックポイントを、決裁前に確認しやすい形にまとめました。

行政書士特化型の「ビザ顧問」は、これらの項目に対応するよう設計されています(スタンダード¥9,800/月・税別/初期費用0円/30日間無料お試し・自動課金なし)。他社と比較検討したうえで、実際の画面で使い勝手をご確認ください。なお、在留更新の依頼がリピートされない理由と対策もあわせてご覧いただくと、③の送客導線がなぜ重要かをより具体的に理解できます。

よくある質問

外国人を雇用する企業向けの在留管理システムと、複数の顧問先を持つ行政書士事務所向けの在留管理システムは、具体的に何が違いますか?
外国人を雇用する企業向けのシステムは、社内の人事・総務担当者が自社の外国人スタッフを直接管理することを想定して設計されています。一方、行政書士事務所向けのシステムは、複数の顧問先企業を一括管理し、更新依頼が事務所へ自動で届く導線があるなど、士業の業務フローに最適化されています。課金モデルも「事務所単位の定額制」になっており、社数課金型のように顧問先1社ごとに料金が積み上がらない点が大きな違いです(顧問先数はプランごとの登録上限)。
行政書士事務所が複数の顧問先企業の外国人材をまとめて管理できる在留管理システムはありますか?
あります。多くの在留管理システムは企業や監理団体向けに設計されていますが、行政書士事務所の業務フローに特化したシステムも存在します。行政書士特化型のひとつが「ビザ顧問」です。行政書士が契約・課金し、顧問先企業へはアプリを無料配布できる仕組みで、事務所単位のマルチテナント管理と、社数課金ではない定額制(顧問先数はプランごとの登録上限)の料金体系を採用しています。
在留管理システムを料金で比較するとき、行政書士事務所が確認すべきポイントは何ですか?
3つのポイントを確認してください。①初期費用の有無(ビザ顧問は0円)②月額料金の水準とプラン設計③顧問先数・管理人数で料金が増える「社数課金型」か、定額で使える「定額型」か、の3点です。行政書士事務所は顧問先が増えるほど恩恵が大きいため、社数課金ではない定額制のモデルを選ぶと長期的にコストを抑えやすくなります。
今Excelで管理している顧問先の在留期限データを、システムを移行する際にそのまま使うことはできますか?
ビザ顧問では、有料プランをお申し込みいただいた後、現在お使いのExcelファイルをご提供いただければ、システムへの取り込みまでの設定作業を、運営(株式会社MRI)がご契約プランの登録上限まで無料で代行します(30日間の無料お試し期間中は対象外です。在留申請の書類作成等、行政書士業務は含みません)。フォーマットの整形や手入力は原則として不要です。移行完了後すぐにシステムをお使いいただける状態でお渡しするため、導入時の手間は最小限に抑えられます。
在留カードのICチップ偽造チェックや就労可否判定ができる企業向けの在留管理システムは、行政書士事務所でも使えますか?
企業向け型の在留管理システムは、多くの場合、外国人を雇用する企業の人事・総務担当者が自社のスタッフを直接管理することを想定して設計されています。行政書士事務所が利用できるか、また複数の顧問先企業を横断的に管理できるかはサービスごとに異なりますので、検討中のサービスの提供条件と利用可能な業務範囲を、運営会社に直接ご確認いただくことをおすすめします。なお、在留カードの真偽確認については、出入国在留管理庁が「在留カード等読取アプリケーション」を無償で提供しています。複数の顧問先企業を横断管理し、更新依頼が事務所へ自動で届く仕組みが必要な場合は、行政書士特化型の「ビザ顧問」が対象として設計されています。

まとめ

在留管理システムを選ぶ際に最も重要なのは、「そのシステムが行政書士事務所の業務フローに対応しているか」を確認することです。

在留管理システムには、企業向け・監理団体向け・行政書士事務所向けといった対象の違いがあります。行政書士が複数の顧問先を管理して更新依頼を受け取るという業務構造に必要な機能は、サービスごとに対応範囲が異なります。

選定時は、①課金モデル ②顧問先への無料配布 ③送客導線の有無 ④データ分離 ⑤定額制 ⑥移行サポート ⑦セキュリティ の7点を軸に比較してください。

行政書士特化型の「ビザ顧問」は、これらの条件を満たすために設計されたシステムです。スタンダードプランは¥9,800/月(税別)・システム導入費0円・30日間無料お試し(自動課金なし)で試用できます。

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本記事の内容は2026年時点の情報に基づいています。プラン内容・料金は変動する場合があります。最新情報はサービス公式ページにてご確認ください。

公開 2026.06.13 ・ 最終更新 2026.09.07 | 株式会社MRI